プレゼントしたい本 「14歳からの哲学」【オススメ】
今週のお題「プレゼントしたい本」
という事ですが、皆さんもそれぞれ人生において大切な本ってありますよね。無い方はこれから出合うのでしょう。
自分の中の大切な本とは、自分にとって大切なのであって、他人にはそうでもないことがよくあります。何げなく貸してもらった本が大当たりになる、自分で気づいてしまう事が一番大事なのではないかと思います。
そう言いながらオススメするのが、「14歳からの哲学 ー考えるための教科書ー」池田晶子著
です。
割と有名な方の本?らしいので知っている人も多いかとは思います。
ただ、ミステリー物が主な私は全く知りませんでした。結婚するかしないかくらいの28-9だったか、仕事の知り合いの家でBBQに呼ばれて行った時に貰った様な覚えが。
全く聞いた事もないし全く期待していなかったのですが、哲学という言葉は嫌いではなかったので、初めだけでも読んでみるかと手に取りました。(高校の頃は高二病というのか哲学とか死を考えるとかが好きでした)
数ページ読んだだけでのめり込みました。
何というか、中高の頃に考えていた事の答え合わせというか、さらにその先の思考まで載っていたので感動しました。
ただ私も当時30手前で14歳の哲学に感銘を受けるとは恥ずかしいとも感じました。
いつの時代も自分の先輩達は自分らの代より大人びて見えます。大人びて見えるのではなく、さらに大先輩達は実際に中高の頃に思考を重ねて、大人だったのかもしれないなと思いました。(メディアが発達してなかった分、思考議論が盛んだったのではないか)
自分が小さく感じるのもこの本のおかげですし、純粋に自分の求めていた物なので満足感でいっぱいになりました。
読んだのは何年も前の事なので、詳しくは内容を覚えてないのですが、一つだけよく覚えている箇所があります。
それは、
自分が存在するから世界が存在するという事。
世界があるから自分がいるのではなく、世界は見て考えている自分において存在するのだ。
つまり、自分が世界なのだ!
衝撃でした。
180度(360度?)回転させられます。
人前で喋るの恥ずかしいとかそう思うのもうやめようと思いました。
自分なんていなくたって世界は回るし、社会は回る。そんなの関係なくなってきます。自分が世界なんだから。小島よしおですよ。開放された気分です。
長々書きましたが、もっともっと若い頃に出会いたかった本です。
若い方には勿論、まだ読まれてない方は是非読んで小島よしおになって下さい。感想コメントお待ちしてます。
失礼します。