偏見!漫画ブログ

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【感想】ホーリーランドを読んでみました。【漫画ネタバレなし】

どうも、サイクロです。

 

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この前ホーリーランドを読みましたので、感想。

ホーリーランド森恒二によるストリートファイトを題材とした格闘マンガ。ヤングアニマルにて2000年から2008年まで連載。全18巻、全182話の作品。

前々から漫画喫茶に行った時に気になっていたんですよね。いつも手にとっては読まずにを繰り返していました。取っ付きにくい要因は多分1巻の表紙とタイトルでしょう。前知識のない状態では、あの鬱々とした表情とタイトルのまどろっこしさが障害となるような気がします。私が読もうと思ったのも格闘マンガと知ってからの事です。

 

格闘技というのは自分では絶対やってみたいとは思わないのですが、格闘マンガを見た時は例外ですよね。何か無性に修行をしてみたくなりますよね。

中学時代までいじめられっ子だった主人公、神代ユウが自室でボクシングのワンツーを反復して会得する。そして自分の居場所を夜の街に求め彷徨い、不良どもを撃退していく内に不良狩りと恐れられるようになる。

面白いです。スラスラと次の巻へ手が伸びます。

 

特に私が気に入った所は、友情と苦悩です。男同士の友情が好きなんですよね。シンとショウゴとの崩れない熱い思いが見所です。この友情と絡めた苦悩・成長は感動的で泣けます。

そして、作者は格闘技を熟知しているのでしょう。主人公の技を段階的に効果的に徐々に増やしていき、格闘家としての成長をうまく促して完成させていきます。この辺りは他の格闘マンガより実践的でリアルだと思いました。

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最後に主人公の表情がとても合っていました。あの鬱々とした1巻の表紙は、主人公の鬱々としたものをよく反映していると思いました。(自殺島を見る限りわざとでなくそういう味の顔を描く作者でしょうが)途中、暴走していくシーン、危機迫るシーンではすごく狂気感がにじみ出て迫力がありました。なので、主人公の成長と共に少し精気のある顔へと描き分けてくれたら最高でした。

 

ネガティブな意見としては、ホーリーランドという言葉に囚われすぎているのではないかと思いました。まずタイトルが一見では格闘マンガとは分かりにくく、かなり損をしている。それならば現在の「自殺島」の方が分かりやすくセンスが良い。ホーリーランドというワードはファンタジーを想像してしまい、ホーリーランドというタイトルによって主人公が街にこだわりすぎたような気がします。 元々、ストリートファイトをテーマに描いているのだろうが、主人公の街へと繰り出す動機が弱い。つまり、家庭環境の苦悩ももっと描いてほしかったです。

と批判も書いてみましたが、全体的には勢い良く全巻読破しましたし、すごく良作品だと思います。

 

ストーリー  :  A
キャラクター  :  B
絵のうまさ  :  A
ストリートファイトしてみたくなる度  :  S
オススメ度  :  A
 

皆さんの意見はどうでしょうか?

コメントよろしくお願いします。

 

失礼します。

 

プレゼントしたい本 「14歳からの哲学」【オススメ】

今週のお題「プレゼントしたい本」

という事ですが、皆さんもそれぞれ人生において大切な本ってありますよね。無い方はこれから出合うのでしょう。

 

自分の中の大切な本とは、自分にとって大切なのであって、他人にはそうでもないことがよくあります。何げなく貸してもらった本が大当たりになる、自分で気づいてしまう事が一番大事なのではないかと思います。

 

そう言いながらオススメするのが、「14歳からの哲学  ー考えるための教科書ー」池田晶子

です。

 

割と有名な方の本?らしいので知っている人も多いかとは思います。

ただ、ミステリー物が主な私は全く知りませんでした。結婚するかしないかくらいの28-9だったか、仕事の知り合いの家でBBQに呼ばれて行った時に貰った様な覚えが。

全く聞いた事もないし全く期待していなかったのですが、哲学という言葉は嫌いではなかったので、初めだけでも読んでみるかと手に取りました。(高校の頃は高二病というのか哲学とか死を考えるとかが好きでした)

 

数ページ読んだだけでのめり込みました。

何というか、中高の頃に考えていた事の答え合わせというか、さらにその先の思考まで載っていたので感動しました。

ただ私も当時30手前で14歳の哲学に感銘を受けるとは恥ずかしいとも感じました。

いつの時代も自分の先輩達は自分らの代より大人びて見えます。大人びて見えるのではなく、さらに大先輩達は実際に中高の頃に思考を重ねて、大人だったのかもしれないなと思いました。(メディアが発達してなかった分、思考議論が盛んだったのではないか)

自分が小さく感じるのもこの本のおかげですし、純粋に自分の求めていた物なので満足感でいっぱいになりました。

 

読んだのは何年も前の事なので、詳しくは内容を覚えてないのですが、一つだけよく覚えている箇所があります。

それは、

自分が存在するから世界が存在するという事。

世界があるから自分がいるのではなく、世界は見て考えている自分において存在するのだ。

つまり、自分が世界なのだ!

 

 

衝撃でした。

180度(360度?)回転させられます。

人前で喋るの恥ずかしいとかそう思うのもうやめようと思いました。

自分なんていなくたって世界は回るし、社会は回る。そんなの関係なくなってきます。自分が世界なんだから。小島よしおですよ。開放された気分です。

 

長々書きましたが、もっともっと若い頃に出会いたかった本です。

若い方には勿論、まだ読まれてない方は是非読んで小島よしおになって下さい。感想コメントお待ちしてます。

 

失礼します。

今週のお題「秋の味覚」という事で考えたけど

今週のお題「秋の味覚」という事で、何かあるかなと考えたけどすぐには思いつかない。

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アンジャッシュの児島が番組で鶏肉、豚肉、牛肉の区別が付かないと、相方の渡部に曝露(バカに)されてたのを見たことがある。その時は児島アホ過ぎると腹抱えて笑っていたんですが。
実は私も中学~高校生の頃まではそんな感じでした。
高校のある時からふとすき焼きには牛肉なんだとか豚カツって豚肉なんだ(当たり前ですが)とか認識できるようになりました。元々、食に興味が薄いのかなと。

だから無粋なもので毎日カレーで良いタイプです。

嫁に「今日夜ご飯何が食べたい?」と聞かれたら、まぁ十中八九ドライカレーと答えます。(だから最近はあまり聞かれませんが)

何でそんな適当な返事なんだと、世の奥様は思うかもしれないけど、ドライカレーと答えるのにも理由はあります。

 

1.嫁の作るドライカレーが美味しい

どの料理が出ても普通に美味しいが、まず間違いない

 

2.サッと作れる

私は料理が苦手なので、料理を作れる人は尊敬する。料理を作れるからといって、コロッケやキスフライなどの揚げ物はめんどくさいでしょう。料理をしてくれる人へのリスペクトがあれば易々と手間のかかる料理は注文できない。
何も考えずにドライカレーという訳ではない。ドライカレーがベストなのだ。

 

だが、最近は私に聞いても埒があかないからあまり聞かれなくなった。ドライカレーの頻度も少なくなった。ドライカレーが食べたい。が、今週のお題とは合わない。

 

結局、秋の季節に食べたいのはドライカレーじゃない日は秋刀魚と大根おろしです。

 

【祝アニメ化】DAYSを読みました!【オススメ漫画】

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どうも、サイクロです。

 

今回は週間少年マガジンで2013年から連載中の高校サッカーを描いた漫画「DAYS」!

17巻まで読みました(2016年9月)

作者は安田剛士

私はこの作者である安田剛士(やすだつよし)先生のデビュー作であるOver Driveがすごく好きで単行本を集めていました。Over Driveは高校生が自転車ロードレースを始める話で、今では弱虫ペダルでロードレース人気が高まりましたが、ロードレースという題材の面白さでは弱虫ペダルにも匹敵するくらいの作品だと思っています。
という訳で、この安田剛士先生には注目をしていたが、私が結婚してからはマガジンの購入をやめて、「振り向くな君は」と「DAYS」が連載開始となってもチラッと立ち読みしたくらいで、Over Driveを超えてないなと勝手に決めつけていました。

しかし、最近アニメも始まったし(アニメは興味ありませんが)友達や同僚からも勧められて読んでみようとなりました。

 

感想はOver Driveを超える作品かもと感じました。(いや、一般的にはDAYSの方がもはや有名で代表作だろという感じでしょうが)Over Driveが好きなのとサッカー漫画はたくさん読んできているのでちょいと厳しい目で見てます。

 

あらすじ

 あらすじとしては、主人公である柄本つくしは心優しい(優柔不断?)高校一年生。中学校まではいじめられっ子であったが、高校入学前の風間陣との出会いで「サッカーをしてみたい」「風間君と友達になりたい」と初めて自発的に思うようになる。サッカーは初心者でど下手だが、脅威の練習量によるスタミナでピッチ上のあらゆる所のスペースをカバーする能力を発揮。古豪聖蹟(せいせき)高校の全国制覇への道を描いている。

 

 

話の流れはスラムダンク等のようなスポーツ漫画の王道的に初心者がスポーツを始めて成長していくストーリーである。

その他王道作品と違う点は主人公にかなりセンスがない点だ。
スラムダンクにせよ、弱虫ペダルにせよ、この主人公がこのスポーツをやったら活躍できるビジョンが見えるが、柄本つくしには登場した頃から将来性が無い様に見える。


この点が話を面白くしている反面、リアリティの無さととられる事もあるかもしれない。サッカー経験者から見ると、サッカー初心者で運動神経の無い者が、サッカー強豪校で一年から試合で出るのはリアリティが無さ過ぎる。(元アルゼンチン代表のバティストゥータや元日本代表の巻誠一郎などは高校生の頃から本格的にサッカーに取り組んだが、それまでバスケやホッケーなどの他の競技でも活躍して運動神経を発達させていたからだ。)

ただこの辺りを勘違いさせないように柄本つくしはボールを扱った場面では殆どミスをしている。そして、ボールのない場面で脅威となっている。こういった活躍の仕方だったらギリギリ納得出来るかなという感じ(無理やり納得)

 

魅力あふれるキャラクター

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さて主人公柄本つくし。Over Driveの主人公篠崎ミコトとだいぶかぶります。運動おんちな純粋な好感の持てる主人公を描くのが得意なんでしょう。それに関わる仲間や敵も基本的には性格の良いキャラクターが多く、愛着を持ってストーリーに入ることができる。

 

 

特に好きなキャラクター

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水樹寿人 

聖蹟高校サッカー部キャプテン。高校からサッカーを始め、今はプロ入り内定が出ている努力のストライカー。同じく高校から始めた柄本つくしに自分の姿を重ねて期待している。

 

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君下敦

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大柴喜一

 君下と大柴キーチマンの聖蹟高校2年のコンビが好きです。実家の手伝いと金持ち、学年トップの成績とあり得ないバカと対照的な2人が3年生を上回る活躍をする時、チームが躍動します

 

  

キャラ設定と天然ボケ

wikipediaを見ると、 聖蹟高校の主要なメンバーのプロフィールが載っていました。

柄本つくし  

身長156cm。体重49kg。血液型A型。誕生日は12月28日。

 
風間陣

 身長172cm。体重61kg。血液型B型。誕生日は9月20日。

 

水樹寿人

身長172cm。体重61kg。血液型B型。誕生日は2月11日。

 

君下敦

身長173cm。体重63kg。血液型AB型。誕生日は4月16日。

 

大柴喜一

身長191cm。体重83kg。血液型O型。誕生日は10月10日。

 

臼井雄太

身長175cm。体重64kg。血液型A型。誕生日は4月20日。

 

私は趣味が人の生年月日と性格診断でして、日常的に人の生年月日を気にしながら生きています(笑)

なので、漫画のキャラクターでも生年月日があれば気になってしまいます。そして、このキャラクター達はイメージと合っています。特に、つくしの真面目な山羊座、水樹の天然な水瓶座、臼井のリーダー縁の下の力持ちの牡羊座と牡牛座のカスプ辺りなどは良く表れていると思います。

血液型などはイメージでキャラクターに合わせているのは何となくどの漫画でもあると思うんです。

作者は生年月日をどのように決定してるんですかね?意外とどの漫画もしっくりくる設定が多いので、その辺も調べて設定してるんですかね?

 

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 そして安田先生の漫画の魅力は本筋と本筋の間の話、サイドストーリーの面白さだと思います。

登場人物のバックボーンがしっかりしてるので、セリフや言い回し、考え方がしっくりきます。特に、聖蹟高校のイベントや雑談など普通に笑える場面が多く、ユーモアセンスが高いと思う。

回想場面もスラムダンクの様に簡潔でテンポが良い。(ワンピースはがっつりな回想をやり過ぎて嫌だ)

 

現在は全国大会トーナメント真っ只中で最高潮に面白い所だと思います。この大会の終わり方、また話をどこで終えるかでDAYSの評価が決まります。

 

とりあえず17巻までの書評

ストーリー  :  A
キャラクター  :  S
絵のうまさ  :  A
あり得ない度  :  S
オススメ度  :  A
 

最高に感想

17巻まで読んで、本当に面白かった。テンポが良いのでサクサク進むし、長いと感じなかった。

そして序盤は特に泣けます。もう私涙腺バカなんでしょうね。お母さんとのやり取りとか切ないです。

そして、BLUE GIANTと同様にテンションがあがります(特に序盤)。 

私はサッカーをやっていたので、つくしの設定のあり得なさが分かります、と同時にここまで追い詰めて練習をしていなかったし、すれば何か変わってたかもしれないと考えさせられます。中盤以降は普通につくしが活躍しそうな感じになるので、もっともっと血の滲む様な努力シーンを入れて欲しいです。

 

そしてしかし長く続けてほしいですが、今の連載陣のようにダラダラと長く続けるだけにはなってほしくないものです。

 

 

失礼します。

 

 

 

40年の連載お疲れ様!こちら葛飾区亀有公園前派出所が200巻で終了!

どうも、サイクロです。

 

2016年9月3日、こちら葛飾区亀有公園前派出所の連載が、9月17日発売の週間少年ジャンプ42号で最終回を迎え、同日発売のコミックス200巻が最終巻となる。

と発表された。という訳で、こち亀の紹介をします。

が、こち亀はまあ成人の方なら皆知っていて紹介する必要ないし、まず私が全巻読んでないので何とも言えないが、ちょこっとだけ。

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40年における週刊連載で一度も休載せず、「少年誌の最長連載記録」のギネス世界記録の保持。コミックスの発行部数は累計1億5000万部以上(2016年)。

一度も休載せずとはほんとすごいですよね。(富樫!)1976年から連載が始まり、40年。秋本治先生が23歳の頃にデビューですので、現在63歳ですかね?
噂によると、規則正しい生活習慣を心がけていて一週間に1日は完全に休養にあてるなど、大半の漫画家のイメージと異なるスタイルで長期連載を可能にしてきたみたいですね。

 

私は全巻読破はしていないのですが、70巻くらいまでは集めてて、後はジャンプで見てたので、160巻くらいまではなんとなく覚えてると思う(適当)

さて、私がこち亀を読み始めたのが単行本60巻くらいだったかと。(1990年くらい?)
詳しくは覚えてないがおそらくその辺りがこち亀の面白さ全盛期だったんじゃないかと。

その後、20年くらいはジャンプで読み続ける事になるわけだが、読み始めた当時は割と現在の両津勘吉のスタイルが確立されていたので、1巻から集めてみようと思いました。

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見ての通り、序盤の両津はもう少し顔が濃くて今よりハチャメチャな性格でした。中川も初めはかなり嫌味な感じでしたね。

今の両津は器用に何でもこなし、商売上手でしたが、ギャンブル以外は無知な部分が多々ありました。その頃の両津の方が下町江戸っ子で面白かった。

特に覚えているのは、両津が地元の飯屋で偶然に親父と出会ってしまうが、他人の振りをして中川を困惑させる回が神回だった。

また、初期の寺井や戸塚、中期の白鳥やボルボ西郷など愛すべきキャラクターが懐かしい。

100巻以降は様々な女性キャラクターが出てきて、香取慎吾主演でドラマ化もされますね。

若い方は物心着いた時には既に100巻を超えていたと思うので是非1-50巻を見て頂きたいですね。

 

ストーリー  :  B
キャラクター  :  A
絵のうまさ  :  A
レジェン度  :  S
オススメ度  :  A
 

今週久々に(2016年40号)こち亀を読んだら部長が壊してしまった金の阿修羅像を両津が直すのをミスって最後に両津はどこ行った!ってパターンで面白かった!

 

【感想】原口!浅野!ハリルジャパン サッカー日本代表 ロシアW杯アジア最終予選アウェータイ戦

ロシアワールドカップアジア最終予選第2戦アウェーのタイ戦!

やりました!2-0!

初戦の鬱憤を晴らしましたね。やはりどんな形でも勝つことが重要になるので最高の結果でしょう。

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今日のキックオフは21時過ぎという事で、子供を寝かせてから見れるという事でマイホームパパには有難い開始時間です。(笑)

(欲を言うと、22時キックオフが一番早すぎず遅すぎず助かる)

いつもより早く風呂などを済ませ、早めに布団に寝かしつけて試合を見る事が出来たので、戦評、感想。

 

先ずタイの注目選手は、18番タイのメッシことチャナティップ。

と10番のティラーシン。

チャナティップは清水エスパルスの練習に参加した事もある、158cmと小柄の22歳だそうです。

ティーラシンに関しては、現在タイで同じチームに在籍している日本人選手が絶賛しています。その選手は元日本代表の青山尚晃、

「高さがあって、スピードもある。ドリブルもパスもすごく巧いんですよ。練習でも毎日マッチアップしますけど、ひとつふたつ上を行かれている感じがする」
 2014-15シーズンにはスペイン1部のアルメリアでプレーとの事。

 

対する日本の先発は、

西川、酒井宏樹酒井高徳、森重、吉田、山口、長谷部、本田、香川、原口、浅野。

前節とは岡崎と清武、大島を変えてきました。岡崎、清武はコンディションの問題でしょう。大島変えての山口はベストな判断ではないでしょうか。

 

あと今回注目されたのは審判。

評判が悪い。

 

さて、今日の試合。

審判は思ったより普通でした。思ったよりですよ。やはり変なファールや流しは気になりました。ただ、勝敗を左右する判定は難しいハンドの所だけで無難な判定をしていたと思う、思ったよりはね(ハンドだとは思ったが、見えにくいしワザとではなさそうだった)

変な審判ぶりは前半に起こる。森重がボールの空気の確認を要求した所、森重にイエローカードを出したのです。(意味不明)多分、そうやって試合をコントロールするタイプなのでしょう。

この時はやべえ審判だと思ったが、結果的にこれが良かったように思う。最終予選初戦は日本もタイも疑惑の判定に泣かされ、審判にナーバスになっていたし、注目が集まっていた。そこで、森重へのイエローでハリルがかなり抗議していた。審判自体も問題が大きくなると困るであろうから、その後は自重したのではないかと推測される。(あくまで個人的感想)

 

そして先程の2選手に対して日本代表はきっちり抑えたと思います。

特にタイメッシの居る左サイドのケアを徹底する事でティラーシンへの供給をシャットアウト出来ていた。酒井宏樹は上がり過ぎず、常に守備を念頭に、ここぞとばかりあがって、見事なアシスト。MOMではなかろうか。

もう1人、山口の守備が光っていました。タイにボールが渡ると、持ち前の詰めの速さで攻撃の芽を摘んでいたと思います。こっちがMOMか?

 

西川は見せ場はあまりなかったが、唯一のピンチであるティラーシンと1対1のシュートを最後まで我慢して倒れずに顔で防いだのは見事でした!アレを決められると同点でしたので勝敗を左右するワンプレーでした。

森重、吉田は良かった。

酒井高徳は攻撃は良かったが、守備は味方に任せる無責任プレーが何度かあったので意識を変えてほしい。(ゴウトクはよくやる)

長谷部もコンディションが悪いのか年なのか、キャプテンらしからぬ軽率なプレーが目立った。

山口はかなり良かった。

 

本田はいつもよりかなり体が重く、キレがなく、ロストを繰り返していた。追加点を奪うべき所で空振り。アイデア、インテリジェンスはあるのだが、体とシンクロしていない。ハリルホジッチも早めに交代すべきか悩んだと思うが下手に動かない方を選んだ。

 

香川はファールの逆判定が多く、惜しいシーンもたくさんあったが、肝心のファーストタッチが悪い。自分とピッチのコンディション共に悪かった印象。空回りしていた。

 

原口はドリブルからのパス、連携は良くなかったが、闘志が溢れていた。気持ちの部分は本当に馬鹿にできないと思う。先制のヘッドは見事だった。

 

最後に浅野の先発は良かった。と言うのも、タイはホームで攻めてきていた。裏のスペースがあるとやはり生きる。アシスト未遂もだが、2点目のプレーは浅野の真骨頂。連携とか関係なしに適当に蹴ったパスをスピードと体の入れ替えで物にする。さすが佐藤寿人を見てきただけはある。浅野はアウェー専用としては有望ではないか。負けてる時に出す選手じゃなく、相手が攻めて来てる同点か勝ってる時に出す選手ですね。

 

今回は結局、原口、浅野と連携が苦手な二人が決めた。サッカーは連携だけではダメだというのが分かる試合でしたね。勿論、連携と個の融合がベストですが。

 

今回の試合でUAEがいかに強くなってきたか分かる試合でもありましたね。オマルのような良い選手が出てくるとグッとレベルがあがりますね。ジダンのフランス代表のように。

 

しかし、勝ってよかった。本当に。香川の復調を期待しましょう。

 

皆さんの選手評、意見コメントお待ちしてます。

失礼します。

 

小説「ソロモンの偽証」の紹介をします。【感想】

どうも、サイクロです。

 

今日は何を書こうかなと本棚を見回した結果、同僚から戻ってきた

「ソロモンの偽証」

が目に付いたので小説を簡単に紹介

※ネタバレ含むので注意

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映画はこの前7月に金曜ロードショーでやってましたね。チラッと見た程度です。
今回は小説。
元々宮部みゆき先生が好きでちょこちょこ読んでます。
文庫版発行は
1.2巻が平成26年  9月1日 [事件]
3.4.巻が同年10月1日 [決意]
5.6巻が同年11月1日 [法廷]
の全6巻

 

当時1.2巻が店頭に並び、長編好きな私は即購入しました。

(お金があまりなくてだいぶ悩みましたが)
長編は良いですよね。ドキドキが続く続く。もう次の発売が待ちきれない。普段の生活もワクワクする。

 

そして全巻読破。
私は大好きでした。しかし賛否両論の小説だなと思いました。
貸した同僚は途中で挫折したようです。
というのもやはり長い。主題の裁判までがなかなか進まない。読むのには集中力が必要です

 

これはミステリー?

 勿論、事件の謎は最後に明かされるのでミステリーという分類でしょう。
でもこれはどちらかと言うと、宗田理先生のぼくらのシリーズのような冒険体験物に近いのでは?と思いました。
生徒がそれぞれ役割を担い真相に近づいていく。
特に野田健一の成長ぶりは思春期特有のもので見ていて嬉しくなる。

 

大人すぎる中学生

 主人公の藤野涼子、神原和彦と判事の井上康夫。皆中学生。特に井上は精神年齢30歳は超えてるだろう。自殺してしまう柏木卓也もかなり大人びていた。(こちらは中二病かもしれないが)
利発すぎて付いてけない人もいるだろう。

 

共感したくない中学生

 不良の大出俊次と大出にいじめられていた三宅樹里。
(主人公も利発すぎて共感できないが)
大出は数々の悪い事しておきながら親父には滅法弱い。あんなに怖い親父ならもっと大人しく育ちそう。
それでも不良に育ったんなら仁義を備えた不良になってほしい。

 

最高に共感したくないのが断トツで三宅樹里。宮部先生もわざとかというくらい嫌な奴に仕上げてきた。
でも学年に1人くらい居ましたよね。こういう精神の人。宮部先生も三宅樹里を反面教師にして欲しくて描いたのでしょう。

ニキビが顔中に出来てて可哀想だと思います。何か特効薬があればいいのですが。塞ぎがちになってしまうでしょう。でも人のせいにしては絶対いかんです。

全巻読んで一番印象に残るのはこの三宅樹里。それくらい読んでて可哀想で残念でした、親もね。

 

総評

 最近の宮部先生は登場人物の背景や話の進め方が、非常に論理的であやふやな部分がない。それに道徳が含まれるので私はすごく好みの作品です。

ただ中学生が登場人物なので少し違和感を感じてしまうかも(高校生ならまだ感じなかったかも)

中学生が校内裁判をやるといった点からも道徳的な面からも是非10代、中高生に読んでもらいたいと思いました。
皆様も感想ありましたらコメントお願いします。

 

最後に6巻末の短編で藤野涼子と杉村三郎が出てきたのは嬉しかった。

 

 

 

失礼します。