【祝アニメ化】DAYSを読みました!【オススメ漫画】
どうも、サイクロです。
今回は週間少年マガジンで2013年から連載中の高校サッカーを描いた漫画「DAYS」!
17巻まで読みました(2016年9月)
作者は安田剛士
私はこの作者である安田剛士(やすだつよし)先生のデビュー作であるOver Driveがすごく好きで単行本を集めていました。Over Driveは高校生が自転車ロードレースを始める話で、今では弱虫ペダルでロードレース人気が高まりましたが、ロードレースという題材の面白さでは弱虫ペダルにも匹敵するくらいの作品だと思っています。
という訳で、この安田剛士先生には注目をしていたが、私が結婚してからはマガジンの購入をやめて、「振り向くな君は」と「DAYS」が連載開始となってもチラッと立ち読みしたくらいで、Over Driveを超えてないなと勝手に決めつけていました。
しかし、最近アニメも始まったし(アニメは興味ありませんが)友達や同僚からも勧められて読んでみようとなりました。
感想はOver Driveを超える作品かもと感じました。(いや、一般的にはDAYSの方がもはや有名で代表作だろという感じでしょうが)Over Driveが好きなのとサッカー漫画はたくさん読んできているのでちょいと厳しい目で見てます。
あらすじ
あらすじとしては、主人公である柄本つくしは心優しい(優柔不断?)高校一年生。中学校まではいじめられっ子であったが、高校入学前の風間陣との出会いで「サッカーをしてみたい」「風間君と友達になりたい」と初めて自発的に思うようになる。サッカーは初心者でど下手だが、脅威の練習量によるスタミナでピッチ上のあらゆる所のスペースをカバーする能力を発揮。古豪聖蹟(せいせき)高校の全国制覇への道を描いている。
話の流れはスラムダンク等のようなスポーツ漫画の王道的に初心者がスポーツを始めて成長していくストーリーである。
その他王道作品と違う点は主人公にかなりセンスがない点だ。
スラムダンクにせよ、弱虫ペダルにせよ、この主人公がこのスポーツをやったら活躍できるビジョンが見えるが、柄本つくしには登場した頃から将来性が無い様に見える。
この点が話を面白くしている反面、リアリティの無さととられる事もあるかもしれない。サッカー経験者から見ると、サッカー初心者で運動神経の無い者が、サッカー強豪校で一年から試合で出るのはリアリティが無さ過ぎる。(元アルゼンチン代表のバティストゥータや元日本代表の巻誠一郎などは高校生の頃から本格的にサッカーに取り組んだが、それまでバスケやホッケーなどの他の競技でも活躍して運動神経を発達させていたからだ。)
ただこの辺りを勘違いさせないように柄本つくしはボールを扱った場面では殆どミスをしている。そして、ボールのない場面で脅威となっている。こういった活躍の仕方だったらギリギリ納得出来るかなという感じ(無理やり納得)
魅力あふれるキャラクター
さて主人公柄本つくし。Over Driveの主人公篠崎ミコトとだいぶかぶります。運動おんちな純粋な好感の持てる主人公を描くのが得意なんでしょう。それに関わる仲間や敵も基本的には性格の良いキャラクターが多く、愛着を持ってストーリーに入ることができる。
特に好きなキャラクター
水樹寿人
聖蹟高校サッカー部キャプテン。高校からサッカーを始め、今はプロ入り内定が出ている努力のストライカー。同じく高校から始めた柄本つくしに自分の姿を重ねて期待している。
君下敦
大柴喜一
君下と大柴キーチマンの聖蹟高校2年のコンビが好きです。実家の手伝いと金持ち、学年トップの成績とあり得ないバカと対照的な2人が3年生を上回る活躍をする時、チームが躍動します。
キャラ設定と天然ボケ
wikipediaを見ると、 聖蹟高校の主要なメンバーのプロフィールが載っていました。
柄本つくし
身長156cm。体重49kg。血液型A型。誕生日は12月28日。
身長172cm。体重61kg。血液型B型。誕生日は9月20日。
水樹寿人
身長172cm。体重61kg。血液型B型。誕生日は2月11日。
君下敦
身長173cm。体重63kg。血液型AB型。誕生日は4月16日。
大柴喜一
身長191cm。体重83kg。血液型O型。誕生日は10月10日。
臼井雄太
身長175cm。体重64kg。血液型A型。誕生日は4月20日。
私は趣味が人の生年月日と性格診断でして、日常的に人の生年月日を気にしながら生きています(笑)
なので、漫画のキャラクターでも生年月日があれば気になってしまいます。そして、このキャラクター達はイメージと合っています。特に、つくしの真面目な山羊座、水樹の天然な水瓶座、臼井のリーダー縁の下の力持ちの牡羊座と牡牛座のカスプ辺りなどは良く表れていると思います。
血液型などはイメージでキャラクターに合わせているのは何となくどの漫画でもあると思うんです。
作者は生年月日をどのように決定してるんですかね?意外とどの漫画もしっくりくる設定が多いので、その辺も調べて設定してるんですかね?
そして安田先生の漫画の魅力は本筋と本筋の間の話、サイドストーリーの面白さだと思います。
登場人物のバックボーンがしっかりしてるので、セリフや言い回し、考え方がしっくりきます。特に、聖蹟高校のイベントや雑談など普通に笑える場面が多く、ユーモアセンスが高いと思う。
回想場面もスラムダンクの様に簡潔でテンポが良い。(ワンピースはがっつりな回想をやり過ぎて嫌だ)
現在は全国大会トーナメント真っ只中で最高潮に面白い所だと思います。この大会の終わり方、また話をどこで終えるかでDAYSの評価が決まります。
とりあえず17巻までの書評
最高に感想
17巻まで読んで、本当に面白かった。テンポが良いのでサクサク進むし、長いと感じなかった。
そして序盤は特に泣けます。もう私涙腺バカなんでしょうね。お母さんとのやり取りとか切ないです。
そして、BLUE GIANTと同様にテンションがあがります(特に序盤)。
私はサッカーをやっていたので、つくしの設定のあり得なさが分かります、と同時にここまで追い詰めて練習をしていなかったし、すれば何か変わってたかもしれないと考えさせられます。中盤以降は普通につくしが活躍しそうな感じになるので、もっともっと血の滲む様な努力シーンを入れて欲しいです。
そしてしかし長く続けてほしいですが、今の連載陣のようにダラダラと長く続けるだけにはなってほしくないものです。
失礼します。