【漫画感想】「カフス」を読みました!【熱いヤンキー漫画】
どうも、サイクロです。
今回は「カフス」を読んだので感想を少し。
私は職場で同僚達とたまに漫画の話をします。オススメの漫画や次に漫画レンタル何借りようかなみたいな感じで。
先日、あんまり漫画を読まない女性の後輩にオススメの漫画ある?と聞いたら、
「カフス」
と、返ってきた。
その後輩の実家にあったらしく(多分兄の)、昔読んだけど面白いかどうかはよく分からないとの事。
ジャンルは?と聞くと、
最強のワルだった主人公(40くらい?)が死んだ息子に乗り移って街を仕切っていくヤンキー漫画との事。
タイトルを聞いてもあらすじを聞いても全く思い出せなかった。
ヤンキー漫画は1990年代は多く、時代も長ラン、短ランなどギリギリおりそうな学生時代だったので、身近であった。
ギャグヤンキー漫画の元祖?である「カメレオン」や「今日から俺は」、GTOの前身である「湘南純愛組」。
割と真面目な強さを求めるヤンキー漫画「クローズ」や「特攻の拓」?などいろいろ読んだけど
「カフス」は知らんでした。
ので、画像検索してみた。
「これか… 何か見た事ある絵ではある。けど、ちょっと苦手な絵で読み飛ばしてたわ」
機会があれば読んでみようと思いました。
そして、その機会が訪れました。
昨年2016年の11月くらいだったでしょうか、ネットの漫画サイトで、
「カフス全巻無料!」の文字が。
携帯やパソコンで漫画を読むの好きじゃないが、早速読んでみました。
簡単に作品紹介。
『CUFFS ~傷だらけの地図~』(カフス きずだらけのちず)は、1997年から2005年3月まで『週刊ヤングジャンプ』に連載されていた格闘漫画。作者は東條仁。
2015年より、本作の最終回から2年後の世界を描いた、続編『CUFFS ~傷だらけの街~』が連載開始。2016年12月現在まで既刊3巻。
〜wikiより〜
wikiには書かれてなかったが、確か全巻で33巻くらいだったかと。
身体は自殺した息子(沢渡優作)で、精神は後ろの親父。
駆け足で読んで少し時間が経ったから細かい所は覚えてない。
全巻読むのに苦痛ではなかったので、それなりに面白かったのだが、絶賛とまではいかない。
なぜだろう?
私がハマらない理由は、
まず第一に絵だと思う。単純にあまり好きな絵柄じゃない。
ただし、後半に進むにつれて絵の違和感は解消され、カッコイイ絵になった。
もう一つの理由は、
設定が生かされていないという点!
主人公が息子に乗り移るのだが、その理由が結局よく分からない。
主人公もそんな事はどんどんお構いなしに喧嘩ばかりしていく。作者も逃避したような気がする。
最期の方でチョロっと描こうとするが、曖昧で納得がいかなかった。
そんな細かい事は気にするな、
と思うかもしれないが、それなら初めから乗り移るくだりは要らないと思う。
ヤンキー漫画や極道の世界は好きだし、世間的にも愛されるジャンルだが、
それは悪い事をしながらも仲間や仁義を通すからだ。
この漫画の主人公は女房を裏切り、息子として生まれ変わってまた裏切るという普通にクズだなと感じた。
本当のヤンキー、極道というのは、こんなクズなんだというリアリティなのか分からないが、乗り移るという設定がある以上、今まで犯した過ちを乗り越えてほしかった。
ただ若返って、2回目も同じ人生歩むのは蛇足だと思う。
カフスというタイトルには、親父と息子の人生が絡みあっていく意味を持たせていたはずなのに逃げてしまった。そこがすごく気になるのだ。
長々と批判をしたけど、面白くない訳じゃない。
とりわけ格闘シーンは迫力があり、且つ、様々なジャンルの格闘技を参考にしており、沢渡優作の格闘センスを十二分に表現している。
格闘シーンではその他のヤンキー漫画の様な曖昧な殴り合いはなく、攻防の一つ一つに意志、意味があったように感じられた。
たまに2chのまとめを読んでると、最強のヤンキー漫画主人公は誰だみたいなまとめがある。
そこに沢渡優作の名前がしれっと上がると何か嬉しくなる。
めちゃくちゃメジャーではないが、ハマる人にはハマるんだろうなと思う。そんな漫画でした。
みなさんも是非読んでみて下さい。多分どこかのサイトやアプリで全巻無料やってると思いますので。
でわ、失礼します。