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【おすすめ野球マンガ】グラゼニを語る!【感想】

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どうもサイクロです。

 

今回は原作・森高夕次、作画・アダチケイジによる野球漫画「グラゼニ」を読みましたので少しのネタバレ含む感想。

 

 

まずはじめに第一印象。

 

おれはキャプテン」「砂漠の野球部」の作者のコージィ城倉先生の漫画に似ているなー...

 

正解っ!!

 

調べてみると作画はアダチケイジ先生ですが、原作の森高夕次先生はコージィ城倉先生の原作者としてのペンネームなんですね。知らなかった。

ちなみに森高夕次というネームはコージィ先生が影響を受けた「あしたのジョー」や「巨人の星」の原作者の高森朝雄先生(梶原一騎)からもじったペンネームだそうです。いいですね。なんかこうゆうのリスペクトが感じられて好き。

 

週刊モーニングで2010年末から現在まで連載中。

全17巻。

続編の「グラゼニ  東京ドーム編」が現在8巻(2016年10月)。

東京ドーム編は続編となってサブタイトルもついて新たに1巻から発行されてるが、ただチームを移籍しただけで全く内容は続きです。

このマンガがすごい!」2012年のオトコ編第二位だそうです。

皆さん見る目がありますよね。

 

 

主人公とあらすじ

 凡田夏之介はスパイダース(ヤクルトと思われる)に所属するプロ8年目の26歳。年俸は1800万。「グラウンドには銭が埋まっている。」略して「グラゼニ」の精神で仕事を全うする。

特に序盤は選手の年俸、プロ野球選手の裏話、引退後の金事情など銭をメインに夏之介がプロ野球界に生き残っていく話を描いている。

中盤以降は夏之介が徐々に能力を覚醒しつつ、自己評価と球団評価の開きへの葛藤、移籍、怪我などプロ野球選手の実態を描いています。

 

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絵の上手さ

 

絵は漫画家さんの中では下手な方になると思う。

前回レビューを書いたホーリーランドの絵よりも下手だとは思うんだが...

グラゼニの絵の方が好き!

絵は上手い下手じゃなくて、作者自身の絵になっているかどうか!

野球のプレーの迫力はないけど、暖かい絵と表情で読みやすく、親しみがある。話と合っていて良いと思う。

カイジの福本先生とかカバチタレの青木先生とか下手?でも独特の雰囲気が出れば良いのではないか!と思う。

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グラゼニの何が面白いか?

 それはプロ野球を飽きさすことなく描いているから。

プロ野球漫画は記憶にある限りでは、「ドカベン  プロ野球編」と「ストッパー毒島」くらいかな。その他ほとんどの野球マンガ高校野球である。だから、数ある野球マンガの中でも異色の存在。

 

プロ野球漫画は何故少ない?

 プロ野球ペナントレース144試合あるので、それをどうスムーズに描くか難しい。

⇨やはり高校野球の予選、甲子園の方がトーナメントで盛り上げやすい。

 

また、5球団とグルグル対戦を繰り返すので、対戦相手のマンネリ化や実在のプロ野球選手の取り扱いが難しい。

その点、「ドカベン  プロ野球編」は清原選手の一声によって水島新司先生が連載を決めただけあって、プロ野球界公認の漫画となっている部分があります。

よって、ドカベンには実在するプロ野球選手が全員実名で登場してきます。

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しかし、その他の漫画家はプロ野球を題材にするにあたって、実在する選手を勝手に登場させることは基本的にはNGになります。登場させる場合は、その選手と面識があって登場させる旨を伝えるでしょう。
勝手に登場させて失投や凡退をさせるとその選手のイメージが悪くなってしまうので。


実際、冗談ででしょうが、1995年くらいのウッチャンナンチャンの番組で(番組名忘れた)、西武ライオンズの前監督の渡辺久信が開幕戦で岩鬼にホームランを打たれたのはおかしい、イメージが悪いとして水島新司を訴えました。

渡辺久信は勝訴して後日、漫画内でノーヒットノーランを描いてもらいました。

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 水島先生も敗訴したけど、良いネタが出来たと喜んでいたみたいです。

 

このようにドカベンの様な国民的漫画なら登場するのは名誉になるが、新連載漫画では実名は難しいですね。

 ただグラゼニには、ボストンレッドソックスの上原浩二選手が実名コージ・ウエハラ(ボストンブルーソックス所属)で出演してます。メジャー編で取材して知り合ったのでしょう(推測)

 

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 あまり似てない笑


グラゼニは登場人物も展開もテンポが良い!

 登場人物の数については、作者が一番頭を悩ませた所ではないか?

グラゼニでは他球団の選手は対戦につき1選手しかスポットライトを当てない。

ので、自然と覚えられて、次回登場してきても割と覚えてる。

 

さらに自球団の選手ですら、全員は出てきてないし、スタメンレギュラーもはっきりしない。(出てきたかもしれないけど印象にない)

 

スポットライトを常に凡田か別の1人に当てることですごくすっきりしている。

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また、話の展開が分かりやすい。

話の筋も基本的に主人公凡田の年俸を軸に考えられている。

なので、所属チームが優勝しようがしまいが、あまり興味が出ないし、勝ち負けよりも凡田の将来が気になる。

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これはプロ野球選手としての本音とリアリティが描かれているからと捉えられる。

それによって、144試合を10-20試合くらいで表現出来ている。

 

 

また各巻末には1話ずつ、「ナッツ編」高校時代の凡田夏之介が描かれている。ナッツ編が本編と絡んで良いアクセント!

山梨県人会とか絶妙なリアリティ?です笑

 

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ただあんだけ高校で生意気だったナッツがプロ入り8年ですっかり大人しい性格になったのが、気になる所です。

 

 最後に凡田夏之介の性格診断。

 

ナッツは漫画上で9月1日生まれの乙女座となっている。

乙女座の人は神経質で優柔不断、損得勘定をしながら、しっかりと仕事をこなすプロ入り後の夏之介ぴったしの設定だと思います。

誰かモデルがいるのかな?

 

ストーリー  :  A

キャラクター  :  A

絵のうまさ  :  B

コージィ度  :  S

オススメ度  :  S

 

オススメです!!

 

それでは失礼します。